■
http://d.hatena.ne.jp/mkusunok/20060807/child
そもそも独身時代の生活が裕福すぎる点に課題があって，独身とかDINKSから年金を倍とか三倍くらい取り立ててればバランスが取れる気がするのだけど，どうだろう．
それじゃ増えるのは出生率じゃなくて自殺率*1と犯罪者数*2だろう。いや、その前に偽装養子縁組が増えるか。それこそ仔犬仔猫の里親募集よろしく。まーどっちにしても子供に値段つけてるわけだから、体のいい人身売買だよな。
でも俺には完全否定することもできない。独身時代の生活が「裕福すぎる」などとは自分のまわりを見返しても過去を振り返っても到底思えないが、それでもやはり、結婚して子供を持った後との間に格差があることは歴然としている。結局のところ、普通に暮らすのに、あるいは普通に子供を育てるのに金がかかりすぎること、「普通」の水準が実質的にも意識的にも上がりすぎていることが問題なのだ。所得についていえば、とっくに「普通」なんて崩壊しているし。そんな中で普通の生活をみなが送れるようにするために有効な手立てになるというのはわかる。
しかし、子供がいないというだけの層を狙い撃つ前に取るべき所はほかにあるだろう。同じように働き同じように稼げば独身時代のほうが相対的に裕福でいられるのは自然だ。同じように働いてるのに同じように稼げないとか、同じように働いてないのに同じ金が回ってるとか、そういう歪んだとこから取るのが先とちゃうの？ とか思う。いやまあそんな単純な話じゃないだろうけども、いろいろ条件そろったときの順番として。
あと、公的年金制度についてはもう俺は崩壊を前提に考えてる。支給年齢は永遠に来ない、一銭も戻ってこないという前提で。掛け捨て保険としては意義があると思ってるけど、それだけじゃべらぼうに高いから、もうただの税金、所得税の一部だと思ってる。そう考えると税率高えよなあ。そおゆう前提で累進税率を計算しなおすと余計に鬱になってくるよなあ。
