ぼくの考えた少子化対策
某所からコピペ。
「なあキミ、少子化の一番の原因て何やと思う」
「そりゃ、育てる金がもったいないとか、育て切る自信がないとかじゃないかなあ」
「ちゃうねん、いま問題なってんのはな、そもそも男女の接触がなくなってきとるっちゅうことやねん」
「接触がなくなる?」
「そう、正確には、男女が互いを異性として見る機会が減少しとるのやな」
「ふーん、どゆこと? 男女の社会的な区別が弱まってるってんならわかるけど」
「たとえばな、最近は女がスカートを穿かなくなってるんや」
「そうなの?」
「30年くらい前と比べるとな、女性ひとりが一年の間に買う衣類のうち、スカートとパンツの割合が逆転しとるらしいで」
「そりゃまたどうして」
「女性の社会進出にしたがって、みかけの優雅さやかわいらしさより機能性を重視する割合が増えたからとか。こないだ新聞にも書いとった。せやからな、男は街中でスカート姿を見る機会を奪われてるっちゅうこっちゃ」
「そうかなあ…そんなこと意識したこともなかった」
「俺らが物心ついたときにはとっくに雇用機会均等法の後やし、毎日のことやからそんなに変化を意識でけへん。でも統計からしたら、俺ら生まれる前は女はもっともっとあたりまえにスカートでいたはずなんや」
「でも、それとどんな関係があるのさ」
「スカートといえば、何やと思う」
「何って…急にいわれても」
「スカートといえばパンチラに決まっとろうがい。女がスカートを穿かんようになることによって、男はパンチラの目撃機会を奪われる」
「…それで」
「スカートでない女をみてもパンチラはない。つまりそれは男がそういう視線で女をみる意義を無効化してるんや。どうせパンチラ見えへんのなら女をそういう視線でみる必要もないわけやな」
「べつにそんなにパンチラにこだわらなくても、ほかにいろいろ見るところはあるじゃない」
「そこが素人の浅はかさっちゅうもんやで。チラリズムを舐めたらあかん。確かにここ数十年でエロは進化しとる。今じゃビデオだって無修整で見放題やし風俗かて多種多様。でもな、そんなの所詮は再生可能なモノにすぎん。本来パンチラはな、服装や視線の角度、それに細かい脚の動きや自然の風の流れ、そういう条件が重なり合って起こる一期一会の現象なんや。一度逃がしたら二度と同じパンチラはない。せやから男はそれを逃がすまいとする。それが異性として女を見るっちゅうこっちゃ」
「…それはただの変態だと思うけど、まあいいや。それでどうなるの」
「街中でパンチラが見えんようになったら、男は街中の女への興味を失う。ビデオでお気に入りのエロを繰り返し再生して、本来持っている欲望を一人で吐き出し続ける。それで男女の接触は失われ、遠く少子化にもつながってくるちゅうわけや」
「はあ」
「つまり、スカート姿が減ってパンチラの供給に期待できなくなったので、現実の女への需要が生み出されなくなり、子孫生産のサイクルが回らんようになった。そこでや」
「何が」
「服飾業界に国家が介入するんや」
「へ?」
「女性用のズボンの生産を禁止する」
「…えーと」
「女性はスカートを穿かざるを得んようになる」
「あー」
「もちろんパンチラそのものの確率はそう簡単に上がったりせん。でも重要なのは誰にでもパンチラが起こり得るという期待なんや。ズボン姿ではパンチラはどうあってもゼロ。スカートならば、確率はたとえ低くてもゼロではない。期待という意味でこの差は大きい。男は女を異性として見る意識を取り戻し、男女の接触が増え、自然にサイクルが回るようになる。めでたしめでたし」
「…頭痛くなってきたけど、それってインフレターゲットによる景気対策みたいなもの? 国家がインフレを無理矢理起こすよって宣言して、国民に経済を回すサイクルを速めさせて景気回復しようみたいな」
「そそそそそれそれ、せやから」
「なに」
「パンチラターゲット」
「それが言いたかっただけじゃねえか!」
※女性蔑視的発言や経済学理解の間違い等については何卒お目こぼしの程よろしくお願いします。