金魚運動で全て解決します。保存会

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ピカチュリンは平成18年度のうちに命名されていた

なんかピカチュウにあやかって「ピカチュリン」と名付けられた蛋白質の論文がNature Neuroscienceに掲載されたってことでニュースになっとりますね。
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080721/acd0807210202000-n1.htm
このへんをみると、ついこないだ命名したかのような印象をうっかり持ってしまうのだけど、実際のところ遅くとも平成18年度のうちには命名されてた模様。
大阪バイオサイエンス研究所の平成18年度事業報告書のGoogleキャッシュ(PDF→HTML変換済)をみると、ここにもう pikachurin の文字があります。事業報告は年度が替わったらウェブから消えてしまうようで、生の事業報告書PDFは平成19年度版しか残っていませんが、そっちにも言及あります。
論文を学会誌に投稿してから掲載されるまでのタイムラグを考えれば、命名がずいぶんと前なのはそりゃまああたりまえのことだ。けど、こうして論文誌に出るより前からずっと、成果報告等のかたちで名称を表に出してるんだよね。それなのになんで今まで話題にならなかったのだろう。それとも業界では有名だったけど誰もつっこまなかっただけなのだろうか。俺も今般のニュースで知った一人なので大きいこたぁ言えませんが。