金魚運動で全て解決します。保存会

旧はてなダイアリー id:mrnkn で公開されていた日記です。更新はされません。

三次元における萌えとガッカリ

職場にですね、ニーハイソックス+柔らかい生地でボディラインの割合はっきり出るワンピース+ツインテール、という狙ったような萌えパーツ装備でいらっしゃる方がいます。
しかもワンピースのスカートはミニで、ニーハイソックスと合わせていわゆる絶対領域が装備された状態なのです。柔らかい生地ですから動きに応じてその内側のお召し物の形が浮き出たり浮き出なかったりします。しかも襟元の形状がたいへん余裕のあるもので、前かがみになったりすると胸もとに隙間が広がってその内側の何やらかんやらが大変危険です。
言い忘れましたが顔や体型などの基本要素もじゅうぶんに水準を超えていらっしゃいます。外見という観点からいえばもう、稀に見る完成度の「歩く萌え要素」です。


惜しむらくは、彼女は既婚者であり、そしておそらく妊娠中だということです。遠目には気づきませんが時々あらわになる上腹部のラインから4ヶ月目あたりであろうことが察知できます。
柔らかい生地のワンピースをよく着用するのは腹部への負担を避けるためなのでしょう。絶対領域も危険な胸もとも、彼女が妊娠中だからこそのコーディネイトから派生したものなのです。つまり彼女は身ごもることによって萌えの高みに達したのです。夫と結ばれ、交わりの結晶をその身に宿し、その過程で刻々と変わるコンディション、その移ろいのほんの一瞬にだけ訪れる奇蹟。その一瞬は思春期を迎え日々大人の階段を昇っていく少女のそれにも喩えられるでしょう。
その萌えの完成は、彼女が既婚者であり妊娠中だという、あらかじめその存在が手に届かないという証を必要条件として成されたのです。


この例からもわかりましょう、萌えの高みは常に手の届かないところにこそ現出するのだと。
手に届くところに本当の萌えなど決して見出せないのだと。
ガッカリですね。


(;´Д`)<いや、そのりくつはおかしい。

追記

妊婦であるという事実そのものにもグッと来る、という意見をはてブで頂きました。一理ありますが、俺自身はそこはあまり重視しないというか早い話グッと来ないもんで入れませんでした。そこまでカウントする人にしてみたら奇跡の階梯をさらに一段上に行っている感がありますね。
上の本文もわかりにくかったんでちょっと書き換えた。でもかえって最初に書いたときの勢いが失われてるかもしれない。