金魚運動で全て解決します。保存会

旧はてなダイアリー id:mrnkn で公開されていた日記です。更新はされません。

俺だよ俺!

この恐怖、わかりますか?
俺がいる!と思ってちょっとなつかしくなった。といっても

自分にヒゲが生えていることを自覚するのがたまらなく嫌。

この一文についてなのだけどね。前にもこんなエントリ書いたことがあるくらいで、いまだにヒゲが生えてくるという事実が心のどこかで許せない自分がいます。
俺の20の頃というと、生えてくるヒゲで太くて目立つのは全部抜いてました。面倒だった(本数が少ないうちは剃るより抜く方が楽なのだ)というのもあるけど、ヒゲが生えてくること自体がなんか許せないという感覚というのは確実にあって、なんか剃るのにはずっと抵抗がつきまとってきた。剃る習慣が自分の中に組み込まれるのが嫌なのね、なんか負けた気がして。何に負けたのかよくわからんけど、たぶん性的成熟に抗いたいとかいう無意識のなんかだとか思う。
ヒゲを剃るというアクションがやっと日常化したのはそれからさらに数年、就職に際して電気シェーバーを導入してからになります。それでも3日に一度しか剃らないため毎日の習慣にはなっておらず、いまだによく剃り忘れてみっともない感じになる。


ちょっと話は逸れますが、とくにこの季節はヒゲに限らず体毛がジャマです。自分の体毛の刺激で肌が荒れるのはマジ勘弁してほしい。今でもさほど濃い方ではないが、それでも夏が来ると剃りたくなる。実際に脚の毛をぜんぶ剃ったこともある。でも脚というのは想像以上に表面積が大きくて大変で、日常的にやる決心はつかなかった。脚のムダ毛処理を欠かさない女性の方々におかれましてはご苦労お察しいたします。あと自転車競技の人も剃ることあるんだよね確か。ご苦労以下同文。


あと、かわいい男の子のままでいたい若人にとっては脅しみたいなことを書いてしまうけど、体の変容はヒゲや脛毛に限らないわけです。肌の老化もそうですが、20代の後半にもなると男の1〜2割は額の生え際の後退がはっきり見てとれるようになります。個人差が大きいので一概にはいえないけど、どのみちアイデンティティクライシスはまだまだ襲って来るのですよ。
小柄で細身ならばかわいい志向のおっさんというのも無理ではないと思いますが、やはり年相応というのはあるもので、それを外すと世間から化け物扱いされる時が絶対に来てしまいます。とくに「かわいい」を「男っぽくない」のみならずどちらかといえば「女みたいに」というふうに捉えているとすると茨のみち度合いが大きい。たとえば少年っぽいっていう路線に転換できるならばその方が展望が開けやすいかなあ。本人の志向の問題なので最後は自分で決めるしかないのだけど、10代の体を基準に考えてるイメージのまま行こうとするよりは、30や40になっても持ち堪えられそうなイメージをいまのうちから自分の中に新たに構築する方が、この先の生きづらさを軽減できるのではとは思います。芸能人でいうとhyde西川貴教あたりがロールモデルになるかもわからんね……って芸能人を例にとるのはそもそも実用的じゃないかもしれませんね。身近に参考になりそうな人がいるとよいのですが。


ついでにいえば俺の場合は少年時代はかわいいと言われるのが嫌でむしろはやく大人の男の体になりたかったくらいだったもので、少年時代のアイデンティティ形成についてはまるっきり違う道をきているため、引用元のヒトの気持ちを理解し得るかっていったら完全には無理というか、むしろそういう華奢な少年期を過ごせた人が羨ましいです!!!!111111ぬぬん。