エスカレーターで歩行禁止するとどうなるか

しばさんとこ http://d.hatena.ne.jp/strange/20061127#p9 で拾ったネタだが

思うに筆者は、エスカレーターは効率よく利用するために、また弱者を介助する必要性からも、前から順次２列ずつ詰めて乗るのを原則とし、空いている時のみ、歩行も可とするのが適当と思うが如何だろうか。それでも急ぎたい、あるいは運動したいという人はエスカレーターを使わず、階段を歩くべきであろう。

俺はこれを実践しているイベントをひとつ知っている。コミックマーケットだ。コミケ会場ではエスカレーター歩行が禁止されており、歩いて上下するとスタッフに注意される。ここ十数年、それ以外の場では、混雑で歩けないことこそあれ、明示的に禁止された覚えはない。
したがって、俺の中ではエスカレーター歩行禁止、すなわちコミケだ。エスカレーターが歩行禁止になっていたら「おお、そういえばきょうはコミケだった」と反射的に思い出す。そんなのは俺だけだろうか。いやきっとそんなことはあるまい。コミケ参加者は全国50万人。サイレントマジョリティを考慮してみれば同じように反射的に思ってしまう人は全国にごまんといるに違いない。
よって、エスカレーターでの歩行を禁止することによって、その周囲ではコミケと勘違いしたサイレントマジョリティによりそのほかのコミケらしい行動、たとえば「路傍に座りこんで18禁同人誌耽読」「通路を塞ぐように車座で戦利品交換」「なぜかマンガっぽい口調で大声で会話」「なぜか一帯が異臭に満ちる」などの副次的効果が現れるものと推測される。あまねく公共の場のエスカレーターに歩行禁止が導入されれば、なべて公共の場はすべてコミケのごとき一大人間博覧会の様相を呈するだろう。
余談だが、東京地下鉄東西線にはコンコースの狭い駅が多く、よくエスカレーターが人集りで詰まって歩行不能になっている様子が見受けられる。そして東西線の車両の中はなぜか異臭に満ちていることがある。上記のようなコミケ効果がはからずも現れている事例として記憶に留められるべきではないだろうか。

ごめん。あんまりおもしろくないね。だれかリライト希望。