金魚運動で全て解決します。保存会

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オタクとヤンキーは近くて遠い

オタクとヤンキーが近い存在だって見方があって、一理あると思うんだけど、それ以上の説得力を持たせられてないと思うんですよ。
なんでかっつーと、「弱い者達が夕暮れ さらに弱い者を叩く」いうでしょ。ヤンキーもオタクも社会的立場としては弱い面を抱えた存在といえる、と考えたとき、ヤンキーとオタクの関係って前者と後者に固定されちゃうと思うんですわ。ヤンキーとオタクがいて、ヤンキーが弱い者だとしたら、そのときオタクはさらに弱い者になっちゃう。というより、「弱い者」と「さらに弱い者」がいるときに「さらに弱い者」の方がオタクになりやすい。もちろん例外はありえて、ヤンキーとオタクとが仲良くなれるケースもあるでしょうけど、全体傾向としての力関係には偏りができちゃうから、そう簡単に仲良くなれるかっつったらなー。と、疑問に思わざるを得ないわけで。
そういや、小杉礼子によるニートの4分類の1つに「ヤンキー型」ってのがあったよね。反社会的かつ享楽的なニート。ほかの3つは「ひきこもり型」「立ちすくみ型」「つまずき型」。で、オタクって(そもそもニートである必要もないけど)この4分類のどこにでもいるわけで、結局のところはオタクとヤンキーってのが同レベルの概念じゃないような。ヤンキーと親和性の高いオタクもいればそうでないオタクもいるんじゃないかなと。ただし俺個人の印象としては、そうでない人間のほうがオタクにはなりやすいんじゃないかなと。思うわけであります。


そもそもオタクの定義があいまいなままなので何の意味もない文なような気もするけど、まあいいや。