金魚運動で全て解決します。保存会

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フィギュア萌え族はそれだけで変質者、ということ

http://d.hatena.ne.jp/nekoneko/20050719#p1でみつけたヤフニュースの新聞記事

逮捕時に自宅から押収された「美少女フィギュア(人形)」について検察側に放棄を迫られた野木被告はこれまでの落胆したかのような態度をひょう変させ、「あの子たち(フィギュア)を処分することは、私の子供を殺すかのようなものだ」と激しい泣き声で訴えるなど、人形に対する異常な執着を見せた。

人を殺したことの罪は償わなければならないし、どんなに償ったところで遺族の無念が晴れる日は来ないかもしれないけども、俺にとってこの記事の読みどころはそこではなかった。
引用部のうち、大事な物の処分が子供を殺すかのようなものだという被告の喩え自体は、それだけを取りだせばべつに異常ということもないものだ。同じ気持ちを持った経験のある人は多いはず。それをして「異常な執着」としているというのは、「28歳の男性」が「フィギュア」に対してそのような執着をみせることそのものを「異常」と考えていることにほかならない。つまりフィギュア萌え族は異常者、変質者なのだ。たとえ犯罪に手を染めずとも、生きてるだけで異常。毎日新聞がその社名のもとにそう言っているのだ。
たとえばこの見解がお上の首肯するところとなって、さらに「共謀罪」あたりが組み合わさったりした日にゃ、澁澤龍彦の著作を持ってるだけで逮捕とかいう未来が待ってるかもしれません。