金魚運動で全て解決します。保存会

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ハッピー☆マテリアルをオリコン1位にしよう運動はどう転んでも寒い結果になるのではないか

http://happymaterial.com/
魔法先生ネギま!」のアニメ主題歌「ハッピー☆マテリアル」の売上を伸ばしてオリコン1位を獲得させようという運動。1位にすることはどうやら目的ではなく手段のようで、その先にはオリコン等で上位に入ってもテレビやラジオの音楽番組のランキングでは下位に落とされたり、上位にあっても紹介のされかたが不当におざなりとなる現状を糾弾し扱いの悪さを是正させしめんと欲するところのものがありらんたらきてみろりーん?な感じらしい。
ま、経緯はリンク先をみていただくとして。実際に1位になろうがなるまいが、その先の目的は果たされないだろう。
俺がこれを見て思い出したのは10年ちかく前のはずかしいメモリーだった。1995〜7年頃、TWO-MIXの曲やエヴァの主題歌など、アニソンの中でもほとんどアニメファンしか買わないと考えられる純粋種がオリコンのシングルランキング上位を窺っていた。俺は毎週オリコンをチェックして順位をチェックし、CDTVや「速報!歌の大辞テン」などでどのように紹介されるのかを確認していた。そしてそのときも、オリコンでは10位以内で推移していながらテレビでは11位か12位までしか上がらなかったり、同じランクの他の曲にくらべて紹介時間が半分以下だったりという扱いをうけているのをみつづけた。そしてさらにはあまつさえそれを糾弾するウエブペエジをつくってすらいたのだった!おれはこいつらとおなじことを8年前にやってしまっていた!うおーはずかしい!しぬ!
で、そのときはエヴァの劇場公開だとか、サウンドトラックが(アルバム部門だが)オリコン1位を獲得だとかでさすがにテレビの音楽番組でも無視できなくなってきたわけだけども、それでもその扱いときたら腫物に触るかのような薄ら寒いコメントとか番組の流れと完全に切り離された別コーナーだったりとかで、まあふだんメジャーシーンしか扱わない連中がアニメ音楽をどのように捉えているかがかえって浮き彫りにされていて苦笑するよりほかになかった。
ようはテレビのランキング番組なんてのは数値化された正確なデータを提供するのが目的ではないわけで、想定視聴者が必要とする情報としてのランキングを提供するためにつくってんでしょ?だとしたときにはアニメファン以外にはアウトオブ眼中な純粋種アニソンなんて邪魔なだけですわな。たとえば10万枚売れてたらふつーはその何倍かの人がレンタルで聴いてたりエムピーサンで聴いてたりカラオケで歌ってたりしてるでしょう。合コンでも話題にできるでしょう。でもハピマテがたとえ10万枚売れたとしても、大量購入者の数とか考えたら下手すりゃ聴いてる人が10万人いるかどうかも怪しいし、そっから先の展開だって推して知るべし。どうやって扱えっていうのだ。どうあったってまともに扱われはしない。テレビ番組つくってるほうからしてみたらキワモノでしかないんだから。それもポジティブな広がりの期待できない、すなわち商品価値の低い*1キワモノ。
けっきょくハピマテが1位になろうがならなかろうが、こういう「運動」をすることで無理にランクを上げてみても誰も幸せになれないんじゃないの?という疑問を俺は拭えない。発想がそもそも挑発的、喧嘩売ってるようなもんだもんな。ここから先の議論はありがちなオタク論とかオタク文化の閉鎖性云々とかオタク文化の広がりは浸透ではなく侵略でしかないとかいう話の繰り返しになりそうなのでやらない。


あー、ひょっとしてそういう考えですらなくてただの「祭り」でしかなかったりすんの?チャンの?あほらし。


後半にいくにしたがって投げやりになってきてるのは眠気に負け始めているせいです。もうだめだ。寝る。

*1:あくまでテレビで音楽ランキング番組をつくっている立場からみたときにそうなんじゃないの?という憶測でしかない。俺はそもそも当事者じゃないから実際のとこどうなのかは知らない。