金魚運動で全て解決します。保存会

旧はてなダイアリー id:mrnkn で公開されていた日記です。更新はされません。

ポリティカルコンパス

流行っているようなので http://www.politicalcompass.org/

Economic Left/Right: -4.00
Social Libertarian/Authoritarian: -3.69

画像直リンはしてもいいのだろうか。つーかURLがf2sだよ!なつかしい!

うーん、経済的にはコミュニズム寄りで社会的にはアナーキズム寄りか。ようは全体的に左派という診断が下されたのだなあ。そのわりに竹島とか尖閣諸島は紛うことなく日本のもんだとか思ってますけど。つーか領土問題については日本政府の態度が一貫してないところがおかしいと思ってましたよ。外交ではなんだか煮え切らない態度とってるくせに、小中学校の授業でみせてる国土地理院の地図では択捉島竹島尖閣諸島も完全に日本の領土であり、しかも千島列島や南樺太ですら未確定地域ってことになってんだよ!公式な立場がそれなんだったら外国に何かいわれたって堂々とわたりあえばいいじゃんかよ!と若い頃は思ってたもんです。今はまた微妙に違うんだけど、というより事実をちゃんと知ろうという気が起きないのでそれ以上はっきりした態度をとれないというのが正直なとこですが。だいたい事実の知識を集めるのもめんどくさいし、集めた事実が本当に真なのかという確証は求めつづければきりがないわけで、けっきょくのところ事実がどうかというよりは信念をどこに置くかという問題になってしまう。で、事実を知るのがめんどくさいばかりに俺はいま何の根拠もなく前述の態度をとっているわけで、こういうのは左右以前に非論理的でアレだなあ。
あと、経済的にコミュニズム寄りってーのはちょっと意外でした。べつに統制経済支持者のつもりはなかったので。でもよくよく考えると、銭さえあればなんでも買える世の中、極言すればすべての物の価値が通貨単位に換算されてしまう世の中というのは配給制の世の中よりもある意味想像しにくい。俺の中でほんとうの意味での自由経済はそもそも想像の範疇から外れてしまってるのかもわからんね。これについては日本でしか暮らしたことがないことが強く影響してるような気がするけど、あくまで印象でしかないので詳細はパス。

余談

直接関係はないかもしれませんが、この診断の質問にこたえているあいだに「自由という服従」(asin:4334032869)を思い出しました。この本自体は読むとけっきょく自由とか服従ってのがなんなのかますますわからなくなる本なんだけど、まあ何も考えずに自由や服従を受け入れるよりはそれが何物なのかわからない状態から考えるようにしたほうがよいだろうね。ちなみにこの本で俺的に面白かったのは、自由恋愛市場でなぜ男が誘い女が待つことになるのかを数理社会学で説明しようとするくだりです(現実にマッチしてるかどうかは別として)。
個人的には、自由とか服従とかを原理的に追い求めるより、その時その時でなにが自分にとって快楽だったり幸福だったりするのかをまず第一条件として、それに従って自由を求めるなり捨てるなり考えればよいと思うのですが、現実にはなかなかそうもいかないです。