未婚女性「結婚しなくても幸せ」７３％…読売世論調査

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050224-00000013-yom-soci
ヤフーニュースだといつか消えそうなので読売のサイトも
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050224it13.htm
結婚しなくても幸せだと思う人が以前より増えてることはどうってことないのだが、

一方、結婚相手の条件を男女別にみると、男性では「容姿や外見」５９％、女性では「収入や資産」７８％、「職業や勤め先」７７％がそれぞれ目立っている。トップは、男女ともに「人柄」の９８％だった。

こっちは考えるべき問題ではないのかな？ 読売新聞的には。*1
男は女じゃなくて美女と結婚したいのであり、女は男じゃなくて金蔓男と結婚したいっていう意味ですよ。もちろん人柄は当然大事だけど、それ以外でもないのとあるのとだったらある方を選びますよ、という条件がこれらなのだから。より正確にはたぶん「美女を伴侶とすることで得られるステイタス」とか「金に困ることのない安定した生活」「伴侶の職業によって得られるステイタス」なんだろうけど。
まーなにが幸せなのかというのはおいとくとして、結婚しないのはおしなべて不幸であるというひとつの偏った価値観が退潮し、結婚にも善し悪しがあって幸福にも不幸にもあたりまえに成り得るという方向にようやく視線がいった、というべきな気はする。それはそれでまたひとつの偏った価値観とも言い得る。結婚しないことで社会に無理矢理不幸のレッテルを張られた時代から、結婚するもしないも幸せになるための選択肢としてどっちもありの時代になりつつあるというだけ。どっちが自由な社会だと思いますか？ どっちが好ましい社会だと思いますか？ このふたつの問いへの答えが違う人だってたくさんいるはずだ。
まーはっきりいってどうでもいいというかこれ以上のことを考えるのが今はめんどくさいんですけど、好きでやってる人達のことはとりあえずほっといて、結婚したいのにできない人(あるいは結婚したくないのにせざるを得ない人)のことを考えてあげたほうがいいんじゃないのかという気分はあります。

*1:まあ、調査結果をみてわかることはほかにもいろいろあるはずなので、申し訳程度とはいえ記事にしてるってことは相対的には大きな問題と考えているともいえますが。