金魚運動で全て解決します。保存会

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こうだくみ(←なぜか変換できない)「35歳過ぎると羊水が腐る」

なんかそんなこと言って騒ぎになって謝罪したらしいですね。もはや有名人にうっかり発言の権利は無いかのようだ……いやそんなの昔からか。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080201/tnr0802012043015-n1.htm
最近は高齢出産しても大丈夫というか、高齢出産を咎めるやつは敵みたいな空気が漂っているけど、はっきりいって30過ぎてからは身体的なリスクが年齢と共に上がってくのは間違いないんだから、そこを否定したり無視したりすべきではないと思う。個人差だって大きいし確率的な要素も大きいしメリットだってあるかもしれないわけで、画一的に高齢出産してはダメというつもりはなく最後は個人がおのおの決断すればよいとは思うけど、ちゃんとその後のことは考ええよと。
あと、高齢「出産」というと産んだら終了みたいな雰囲気だけども、産んだ後のリスクだっていっぱいあるんですよ。なんといったって、高齢になればなるほど老化していくし、死ぬ確率が上がっていくわけです。たとえば「子供が20歳になる前に母親が死ぬ確率」とか計算したらどうなるんでしょう?たとえば30で出産したら50歳まで、40で出産したら60歳までなわけですけど、死亡率の統計*1からざくっと計算したら、
30で産んだ場合:0.32%(313人に1人)
40で産んだ場合:0.72%(138人に1人)
ということで、子供の成人を見届けられない確率が倍以上という数字が出てくるわけだ。それもちゃんと考えてますか?
……と、こういう書き方をすると本人の問題という流れになりそうだ。けど、子供の方からしたらどうだろう? 自分が成人するまでに母親に死なれる確率が倍以上になる、ってことになる。ほかにも、子供からみた観点で母親が高齢であることのリスクを考えるといろいろ出てくるのではないだろうか。


そういや、昔の「ちびまる子ちゃん」で、授業参観かなんかで花輪君の若い母親(29歳、20歳差)をまる子(母:31歳差)が羨ましがっているのをみて、丸尾君(母:40歳差)がズバリその程度ならまだいいでしょう!みたいに悲しむような話があったのだけど、そんな話が今の漫画雑誌に載ったら発禁にされちゃったりするのかな? かな?

*1:厚生労働省:平成18年 人口動態統計月報年計(概数)の概況より、死亡率(人口10万対)の年次推移,性・年齢(5歳階級)別の女性分の表を使用。ほんとは異なる年代の死亡率を同じ年の統計から拾って合成してはダメだし、そもそも本来は実際にその年齢で出産してる女性に限った統計を使うべきなのだが、概算なので許してちょ