こういう無意味なWebソース隠蔽のソフトって定期的に湧いてくるよね〜
http://www.shtml.jp/
まあこれみたいにHTMLでソースを表示させない努力が如何に無意味かというのをいまさら講釈する気力はないんだけど。
http://www.shtml.jp/sample.html ここにサンプルページがあってね。
Firefox でこれを表示した状態で、 Alt+TAB(Windows)でウィンドウを切り替えるたびにメッセージボックスで「ショートカットキーは利用できません」といわれるのが大変にうざい。というのが第一印象かな。
あと、スラドあたりでも散々書かれている*1のだが、たとえばIEだったら
javascript:document.body.innerHTML="<plaintext>"+document.all.tags("HTML")[0].outerHTML;eval();
とアドレスバーに打つといいらしいですね。
あと、画像が保存できない機能については
<IMG style="BACKGROUND-IMAGE: url(本来のURI); BACKGROUND-REPEAT: no-repeat" src="(ダミーURI)">
って感じで実現してるようなので、このCSSを正常に解釈できないブラウザではそもそも画像がみえないことになりますね。
とまあ、つらつら書いてきたけども、たぶん発想としてはCCCDとかと同じで「カジュアルハック」を防止したいというあたりなのかと思う。ソースがみられぬHTMLなんてナンセンスだと思うけど、だからといって常にぱくってよろしいという意味ではもちろんなく、そして実際にはその境目が意識できず平気でHTMLごとデザインをぱくっていくお子様が絶えず増殖し続けているわけで。そういうお子様の行為を抑止するだけで、現実にはなんとかなると思ってらっしゃるかもわからんね。こんなソフトでHTMLを暗号化したいとか思う方々にとって、ハカーやツール厨房は初めから少数派の対象外と思われている可能性が大。
→追記:ソフト作者のサイトが別にあるそうな。http://www.broadband-xp.com/hidesource/conclusion.html こちら。やっぱりカジュアルコピーの防止で割合を下げる程度の意図みたい。そりゃそうだよね〜。
JavaScriptをoffにしているユーザーは見ることができないからです。
最近では、「うちのサイトはJavaScriptをonにしないと使えません」というサイトも結構ありますし、offにしている人の割合を2〜3%であり、決して多いということはないのかもしれません。ただ、このことは必ず考慮してHTMLソースを見えにくくする手法を実行すべきです。
作者はここまでちゃんと親切にいってるのに、販売会社はただただ「隠せます!守れます!」だけいうて売ってるのな。まあ商売だから当然っちゃ当然か。
ま、デジタルデータとして流通しているコンテンツを「完全に」守る方法なんてないわけで、本気でやりたいなら「デジタル化しない」とか「そもそも公開しない」がいいと思いますよ。わらい。