メモ：

ただのメモ。

雑誌記事などで「差をつけろ！ひとつ上へステップアップするためのガイド」みたいな感じで紹介されるようなものごとには、Lv1から2に上がるためのものもあれば、Lv25が26になるためのものもあり、Lv80が90を目指さずに転職するためのものもある*1。
それだけなら見分けをつけて自分に向いたものを選びとれればよいが、問題はそのステップアップの手段そのものがメジャーな流行と化すことである。たとえばファッションでも音楽でもかまわないが、Lv25向けのステップアップ手段として存在するものがブームになってしまうことがある。そういったとき、Lv1の者には手が出ないし、Lv80の者には無駄でしかない。さらに、それぞれのレベルに自覚的な者の場合ならば前述のごとく疎外されるだけで終わるが、自分をLv1と気づいていない者がLv25向けの手段に手を染めれば無様な死に姿を晒すことになるし、Lv80の者が同じことをすれば嫌味たらしいだけになる。

たとえばルーズソックスは誰にでもできて似合う似合わないの区別もないLv1向けの流行で、10年ちょい前に流行したベリーショートヘアはLv25か50くらい向けだろう。ベリーショートが流行した当時街には安田成美になったつもりのジャイアンぢもが溢れ返っていたものだ。

ここまで書いておいてナンだが、Lv**と書くと経験値ためればレベルアップできるかのようなものにみえるけど実はそうじゃなくて貧民向けor富豪向けとか不細工向けor美形向けとか努力じゃどうにもならない階層格差だったりするのでやるせない。

*1:レベルはドラクエ5あたりのイメージで書いている。たとえばラグナロクオンラインの場合は25を70に、80は92に読み替える必要がある(さらに転職は別キャラ育成に読み替える必要があるかもしれない)。