金魚運動で全て解決します。保存会

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タイプ別性格判断

http://www32.ocn.ne.jp/~emina/
(id:strange:20040808)
いっぺんテストをやってみたらINTPと出た。
しかしこれはid:strangeと同じ結果であり、俺とあの人とが同じタイプというのも信じ難かったので*1、ひととおり解説を読んでみた。してみると、説明されてる四つの軸と自分との関係について次のような感想を得た。

  1. I/E …自分はまちがいなくI。Eの人は理解の範疇外だが、仲良くなっとくと便利かなと思う。
  2. S/N …自分にはSの面もNの面もある。気分や対象によってムラがありいずれともつかない。
  3. T/F …自分はTの傾向が強い。たまに状況によってFに傾くこともある。
  4. J/P …自分はまちがいなくP。Jに憧れがあるが、そうなれるとは思えない。

総じてIとPは自分の中では確立されているが、NとTについては両方の面を期せずして使い分けている*2、といった感じだと思った。


この手のタイプ分けに必ずついてる但し書きとして

タイプに「いい」も「悪い」もないことを忘れてはならない。

といった類のものがある。この文も上記サイトから引用した。しかしそれはいつどこにでも適用可能な絶対的優劣をつけてはいけないということであって、環境や役割を限定したときにはタイプごとの優劣がはっきり出てくる(優劣ではなく「向き不向き」と称されることが多いが)。ここでいう環境や役割というのには個々の家庭やカップルなどから仕事のチームや企業全体、あるいは国家や文化共同体といった規模のものも含まれる。だいたいこういう性格判断は恋人とどうしたらうまくつきあえるか、みたいな問題に適用されがちなのだが、実のところはたとえばある国で生きやすい人と生きにくい人、たとえば資本主義社会で生きやすい人と生きにくい人というところにまで(程度の問題はあるけども)適用可能ではないかと思っている。
つまり何がいいたいかというとひとつの社会とか国家とかもふくめて共同体に優位な価値観があるのなら、それによって性格にも優劣があらわれるのではないかということだ。*3

たとえば現在日本で就職の面接にいくと積極性と協調性が問われることが多かったり、これからはコミュニケーション能力が重要ですよ、とかいわれたりするがそれはつまりE型がI型より優位だと言われているようで不愉快だ!私気分悪帰!


この手の性格判断チャートにも流行り廃りがありますよね。数年前にエゴグラムというのが流行したような覚えがあるんですが、あれに設けられているCP/NP/A/FC/ACの5本の軸との関係とこれの4本の軸との関連とか分析したら出来そうな気がする。あとエニアグラムだっけ、9本の軸を用意するやつも。あとは岡田斗司夫の提唱した王様/軍人/職人/学者との関係とか。俺はめんどくさいので誰か分析キボリ

*1:同じなのが嫌という意味ではなく、タイプが同じなのにしては行動パターンが違うような気がしたので。

*2:自分の思い通りに使い分けられるのではなく、環境や気分によって使い分けさせられている

*3:「EQ こころの知能指数」というのがあったが、あれって早い話が現代社会において性格に優劣をつけるためのスキームだよな。すべてがそうとはいわないけど、診断に「これは少年期までの生活によって決まり大人になってから伸ばすのは困難です」とか書かれてたりする要素がなかったっけ。