中学生女子の半裸(パンツ一枚)写真
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/saisin/20060825ik0a.htm
という見出しにすると騙される人が続出するに違いない。
「思春期やせ症」の紹介記事。やせ症って、またアレな名付けだなあ。
で、非モテはいつになったらDSM-IVに載るんですか?(本文とはあまり関係ありません)
ニートな若者のなかに発達障害の疑われる事例が2割以上もみつかってとかっちゅー話で賑わっとるようですが。元記事の見出しの誤記とかは今からツッコんでも遅いだけだが、なんというか、社会が不寛容になっているというのを裏返して言っただけのように見えるな。発達障害→ニートでもその逆でもないのは当然。というより、乱暴にいえばニートも発達障害も「不寛容な社会から弾きだされた状態」に対する呼称のバリエーションと考えられる。
ニートの方はあんまり説明しなくていいだろうからおいといて、発達障害がなぜそう言えるのか。なんとなれば、発達障害という概念じたい近代の産物じゃないのかと。急激に発達した文明社会のもとでいつのまにか言語コミュニケーションだの集団秩序だの空気読めだのが強く要求されるようになったからこそ、それに乗れない者ということで問題になりハンディキャップとして扱う必要に迫られ、障害にカテゴライズすることになったんじゃないのかと。発達障害を個人の中に限った現象としてみたばあい、脳機能に偏りがあるというだけ*1。それを社会生活上の「障害」とみなすってのは、その社会の側の勝手な都合。そういう人達が生きづらい、居場所のないような社会にしちゃった、でも社会の発展は元には戻せない、ってことでその脳の偏りを障害として扱う*2。その末に現代があるわけで、発達障害についてもやっぱりそれを障害と認識する社会の不寛容さが前提にあってこその呼称だといえる。
えーと、それでけっきょく何をいいたかったのか忘れた。なんだっけ。ともあれ、こういうこと言うのはこれ読んで影響されてんだと思う。たぶん。
- 作者: 村瀬学
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
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